2006-05-28

_ [単車][小説][映画] 彼のオートバイ 彼女の島


今朝になったら、発作も治まったらしく次第に楽になってきた。
午前中は、ベッドの中で片岡義男の原作を読み終わった。
午後は、ビデオを借りてきた。
原田貴和子(原田知世のお姉さん)のヌードシーンがあるとは知らなかった。
主人公が、ガニマタで単車に乗る姿にムカついた。
登場人物は全員、配役ミスだな。
原作のイメージが壊れそうだ。

気分直しに、一緒に借りてきた M:I を観た(part1ね。)
あのくらい筋肉をつけたいものだ。

_ [小説] 彼のオートバイ 彼女の島


片岡義男氏の文章を読む人たちへ。
を読むと、この本は
かなりのベストセラーなものだから、後ろの頁をめくると「三十五版発行」と書かれていた。
自分のをひっくり返してみたら、平成元年 三十八版発行でした。
[ 2005/9/23にブックオフで買いなおした中の一冊 ] です。
私が片岡義男に特別な思い入れを持つには理由があります。
「バーチカル・ツイン・エンジンの振動と排気音だけが恋人だと思っていた彼。
だが、夏のあの日、浅間の輝ける入道雲を遠くに見る風の吹く丘で、彼女に会ってしまった。」
ホントにそんな感じ。今でも夢に見る懐かしい光景...
今でも好きなのかもしれない。永遠に歳を取ることのない彼女。止まった時間。
もっと大切にしてあげればよかった... でも、どうしようもなかった。
せめてもの償いに、次女に彼女と同じ名前を付けた...

_ [単車] 邂逅1988


1980年代の後半、レーサーレプリカブームの真っ只中に大学生をしていました。

これを読んでいる君が20代ならば、小学生の頃の話だな。
しかし、現在のオートバイ海苔の平均年齢が40歳代であることを考慮すると、
僕を含めた、この時代の生き残りが主流であることに気がつくだろう...

4年生は、卒論位しかやることがないので、

;; ちなみに僕の研究課題は、
;; 当時 アメリカで流行りだした Mac での DTP をベースにした
;; プリンタ制御を NEC PC-98シリーズでやろうというもの。
;; 笑えるだろ?
;; 標準128KB+増設256KB(本厚木のシバで購入) のメモリなのに、「ブレイク寸前,最先端のC言語」だよ。
;; しかも爆速コンパイル用に RAM DISK も割り当ててもあったし... (ぉ
;; Lattice C か Turbo C かは、悩ましい問題だった。

神奈川の秦野や、芦ノ湖周辺の峠で毎日、ローリングをして遊んでいました。
まだ、規制が緩かった頃です。
バブル最盛期に付きあっという間に、就職活動は済んでいました。
そこで、この年の夏はバイト代をはたいて、2週間の北海道ツーリングに出かけました。
8月も終わろうかという時期です。

小樽を基点にした、時計回りのツーリングも後半にさしかかり、その日は、函館から少し離れた「大沼」近くの YH に予約を入れました。
かなりの距離を走った日だったので、早めに YH に入る事にしました。
到着寸前の交差点、ちょうど反対側に赤い YAMAHA SRX250 が信号待ちをしていました。
女性ライダーでした。とても暑い日でした。他に車はなく、僕とそのライダーは、交差点を挟んで会釈をして、すれ違いました。

とても疲れていたので YH に着いた午後3時から5時ごろまで、入り口付近の日陰のベンチで昼寝をしていました。
この時間帯には、当日の宿泊客が続々と到着し始めました。
チャリダーやら鉄っちゃんやら...
昼寝から目覚めた僕は、けだるい体で、宿舎に入りました。
その時、正面のソファに真っ直ぐに座り、ニコニコと微笑む「彼女」に会いました。
彼女は僕が昼寝をしている姿を、その位置から、ずっと見ていたようでした。
僕も彼女が誰であるか、すぐにわかりました。
先日宿泊した「襟裳岬YH」で引っ張り出されて芸を披露させられた幼稚園の先生でした。
幼稚園児でもあやすかのように宿泊客を和ませてくれた、ロングヘアの面長の美人です。
21歳の僕より3つ年上、24歳でした。
身長は 150cm と小柄でした。僕とは 33cm も差があります。
彼女は、交差点で会釈した相手が僕だとわかったそうです。
黒ずくめで怖そうな感じがしたので、よく覚えていたそうです。
僕は YH に向かう途中、彼女は、大沼を見学した帰りらしかったです。
すぐに僕達は打ち解け、話がはずみました。
他のライダーからは、カップルなのにナンバーが「西宮」「相模」なので不思議がられていたようです。

夕食後、僕は彼女に「一緒に函館の夜景を見ないか?」と誘いました。
彼女は、うれしそうに快諾してくれました。
夜景は当初から一人で見に行くつもりでいたので、昼間のうちに函館山までのルートは走って覚えてありました。
彼女は、地理が分からずはぐれたら迷ってしまいそう、との事。
僕の 400cc に タンデムで、函館山で上りました。
夜景を見るには、駐車場からロープウェーで山頂まで行く必要があるとのこと...
かなりの人ごみで、彼女とはぐれてしまいそうです。
でも彼女は,,,
僕のスウェットの端を、ギュッと握り締めたまま付いてきていました。
今風にいうと、まじで電車男に登場する場面ですが... ホントです。

翌日は小樽まで一緒に走りました。
北一ガラス館などを一緒に見学しましたが、この日、予約を入れた YH は混んでいたため、別々になってしまいました。

その翌日は、小樽港からフェリーで、僕よりも 1日早く帰る彼女を桟橋まで見送りに行きました。
彼女はニコニコしながら、いつまでも手を振っていました。
僕の手に、彼女の住所と名前、電話番号を記したメモを握らせて。
こうして、僕の北海道ツーリングは終わりを告げました。
が、この後 僕達は手紙で頻繁に連絡を取り合うようになり、事実上、遠距離恋愛が始まりました。
そして、秋には彼女の住む、西宮に出かけることとなりました。
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以下、「西宮編」「信州編・冬」「TDL編」「信州編・夏」と続くのだが聞きたいか?
;; つーか、この件は、妻には話してないんだよ(藁

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# yuyang (2006-05-29 08:50)

うぉー、聞きたい聞きたい!
ちなみに88年は大学1年生でやっとバイクの免許を取った歳です。

# すずき (2006-05-29 18:03)

続きは mixi で書くことにします...
いつ書けるか? は、なんとも...
気分が乗らないと書けません m(_ _)m

# Nyan2 (2006-05-29 19:35)

1988年……小学校中学年。まさに仮面ライダー見てた頃ですね。
仮面ライダーブラックかな。

# すずき (2006-05-30 18:54)

この場合「何があったか」「結果、どうなった」かが重要であって、1988年というのは記号に過ぎないんだな。
若い時には、恋愛した方がいいぞ。

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